【医師の副業No1】産業医の契約に至るまで

医師の副業について、講演会やバイトなど様々なことを経験してきましたが、やはりNo1は「産業医」で間違いないです。

私はバイトだけをしている医師ではなく、メインとして常勤の病院で働いていながら、副業として産業医をしています。

勤務医やバイト医問わず、ローリスクハイリターンの『産業医』について説明したいと思います。

・ローリスクでハイリターンな副業を考えている医師

・バイト先を探している大学院生(医師免許所持)

・研修医(初期研修を終えたらバイトができます)

・医師に興味があるひと

👇バイトのための産業医のなりかたについては、以下の記事を参照ください。

あわせて読みたい
【医師の副業No1】産業医のなり方について 医師の副業について、講演会やバイトなど様々なことを経験してきましたが、やはりNo1は「産業医」で間違いないです。 私はバイトだけをしている医師ではなく、メインと...
目次

産業医の契約に至るまで

産業医の資格をし得したものの企業と契約ってどうやってするの?って思いますよね。

個人的な繋がりで契約をゲットするのを除いて手段は二つあると思います。

医師会からの斡旋

産業医仲介業者からの斡旋

の二つです。それぞれについて詳しく見て行きましょう。

医師会からの斡旋

医師会に所属しているなら医師会からの紹介は非常に有力な手段です。

メリット

・競合が少ない

・単価が高いことが多い

・縛られない

デメリット

・案件が少ない

・医師会に入ってないと斡旋されない

競合が少ない

医師会は開業医がメインで加入しているので、勤務医の割合は少ないです。

では、医師会斡旋の産業医は、なぜ競合が少ないのでしょうか?

住んでいる地域によっては、開業医にとって産業医の人気が低いところがあります。

昔の産業医業務はメンタルヘルスがなかったので、外科の先生でも片手間に産業医ができていたようですが、メンタルヘルスが義務化され開業医の先生からは倦厭されるようになりました。

つまりは、面倒臭い産業医よりももっと美味しい案件があるから産業医はやらないという流れでしょうか。訪問診療とかする方が産業医より儲かるようですし、開業医にとってのメリットは勤務医やバイト医よりは薄いかもしれません。

ということで、医師会斡旋は開業医をすり抜けて勤務医まで流れてくることがあります。

そういう私も2021年に産業医を取得してから、医師会から2件斡旋を受け契約まで至っています。

積極的に医師会にアプローチ

私の地区では人気がないのか、応募が少数で成り手が見つからないというケースもあったようです。

産業医を取得し医師会に所属しているならば、まずは所属医師会のほうに電話で「産業医の案件がありませんか?」と尋ねてみるのもよいでしょう

たとえそのタイミングで案件がなくても、産業医担当の事務方さんが覚えておいてくれて、案件が発生した際に優先的に回してくれる可能性もあります。そんなこと恥ずかしくてできないとおもってじっと待ってても事態は自分が思うように動いてはくれません。

恥ずかしがらずに積極的にアプローチしたほうがいいと思います。私もそのようにしています。その結果、「次回案件がありましたらよろしくお願いします」とお願いすらされました。医師会からしたら、担い手を探すのは一苦労のようでWin-Winの関係を築けます。探している企業も合わせたら、まさに「三方よし」の関係となります。

積極的にアプローチしましょう!

単価が高いことが多い

産業医は人気な副業のため、基本的には需要よりも供給過多な状態です。医師は全体で33万人いますが、産業医資格を有する医師は10万人と医師の3人に一人は産業医資格を持っている計算になります

現在は仲介業者の台頭により、残念ながら価格の低下が起こっています。

しかし、医師会経由ですと医師会が仲介手数料を全く取っていないこともあって、その分、医師個人の単価が高い傾向にあります。

私が斡旋を受けたのは、

月1回1時間30,000円

月1回1時間30分50,000円

の2件です。

それに加えて、超過勤務面談などプラスアルファで業務が発生したら、それに応じた報酬をいただける契約となっています。

過疎の地域などではもっと単価が上がる可能性すらあります。

業務量としては、前の記事でも説明したように外来バイトとかよりも非常に楽です

縛られない

仲介業者からの斡旋は、やはりいろいろ縛りがあって面倒です

仲介業者によっては、企業を挟んで予定を調整する必要があったり、顔合わせ時に同行されたり、縛られてる感じが強いです。

一方で、医師会からの斡旋は、契約時に立ち会いはされるものの、細かい契約はそちらでやってください的な感じです。スケジュールも医師会を挟んで予定を組むこともありません。

交渉しだいでは、安全衛生委員会に今月はそちらに出向いて出席できないからWeb(ZOOMなど)でも大丈夫ですか?とか独自に交渉できますが、仲介業者からの斡旋では「必ず月一回は出向いてください」とか縛りが強い業者もあります。

「縛りがゆるい」という観点からも医師会からの斡旋に軍配が上がります。

案件が少ない

デメリットは案件が少ないということが一番です。

少し田舎ですと、企業そのものが少ないので、そもそも産業医の案件が少ないのです。

さらには、格安での仲介業者が増えてきたため、医師会ではなく、仲介業者に依頼するケースも多いと思います。ただ、仲介業者のピンハネも考慮するとピンハネがない医師会と変わらない気もします。

いずれにせよ、案件が少ないので、一度は電話するなどして直接的にアプローチしておくのが良いでしょう。

医師会に所属していないと斡旋をうけられない

そもそも論ですが、病院がある地域の医師会に所属していないと斡旋は受けられません

私もそうなのですが、勤務している病院が医師個人個人を医師会に費用は病院負担で加入してくれていれば、医師会員なので斡旋を受けられます。

勤務している病院が医師の医師会費用を負担してくれていない場合は、賠償保険加入目的で医師会に所属するのもよいでしょう

医師会賠償保険は、医師会費と損害賠償保険合わせて勤務医は年10万円弱です。損害賠償保険に加入でき医師会にも所属できるのでおすすめです

以上が医師会から斡旋を受ける場合のメリット、デメリットです。

次に、仲介業者からの斡旋のメリット、デメリットを説明します。

斡旋業者からのメリット、デメリット

メリット

・案件が多い

・不慣れなところにサポートがある

デメリット

・競合が多すぎる

・縛りが多い

・単価が安い

案件が多いが競合が多すぎる

案件は医師会よりも豊富です。

斡旋業者に登録を済ますと、不定期にメールが届きます。

まぁまぁな頻度でメールがきます。

しかし、競合が多すぎてなかなか契約には行きつきません。面接に至ることも少ないです。

私は、資格を得てから6ヶ月で10件以上応募して2件契約に至りました

そのうち1件は非常に美味しい案件でしたので、ラッキーでした。

たまに非常に美味しい案件が紛れ込んでますので、必ず応募するようにしていますが、なかなか面接や契約まで至りません。根気良く、応募するしかないです。

選定基準は、住んでいる地域、産業医歴、履歴書などを参考にして選ばれるようです。結構ブラックボックス的な感じです

斡旋業者によっては、履歴書を数名ピックアップして企業に提出し、その企業が数名から1〜2名を指定し面接に至るようです。履歴書の良し悪しが運命を分けるようです。

とにかく、競合が多いので、本業を極めつつ応募し続け時が来るのを待ちましょう。

不慣れなところに対してサポートがある

企業によっては、産業医からの講話を希望されることもあるようです。

生活習慣病などの講義を社員さんにすることになります。その時のためにスライドを用意してくれていたり、トラブルが起こったときの対応をお願いできるようです。

トラブルが起こるシーンがあるかどうかわかりませんが。

医師会よりも安価

斡旋業者も増えてきており、産業医としていただける報酬の価格低下が起こっています

斡旋業者によっては、月1回1時間で20,000円以下というところも出現してきていて価格競争が激しくなってきています。企業もコストをかけたくないので、安価のところを選択するようになっています。

私の考えは、単価が安くても、ゼロよりも『イチ』を目指し、履歴書に産業医経験ゼロから『あり』にするだけで次のチャンスの幅は広がってくると思いますので、最初は、安価でもやってみることが大事かなぁと思います

おすすめの斡旋業者

医師会に加入できない場合、斡旋業者にエントリーすることになるのですが、私のおすすめの斡旋業者さんは「ドクタートラスト」さんです。

マージンとか何か癒着があるとか一切なく、数ある斡旋業者の中でも単価と求人数がよいです。

産業医の求人・転職のことなら|ド...
産業医の求人・転職のことなら|ドクタートラスト 産業医の求人・転職情報はドクタートラストへ!産業医の皆様の希望する勤務の条件などの登録いただき、ご希望のエリアの産業医・医師の求人情報を定期的にメールにてお届け...
*『トップページ(*いじらない)』は、なぜかリンクを貼るとこのように表示されますが無視してください。

ドクタートラストがおすすめ

登録方法は簡単です。

ホームページから登録し、メールで送られてくる履歴書を提出します。

履歴書を送った後に、トラストの担当者さんと面談します。そして、大まかな流れと質疑応答をして本登録となります。

その後、不定期に求人メールが送られてきて、指定通りに応募することになります。

応募し運が良ければ面接、そして契約という流れになります。

登録はタダですので、やってみることをお勧めします。

まとめ

主に医師会からの斡旋と仲介業者からの斡旋の二択。

医師会からの斡旋は競合が少なく単価がよいことが多いが、数が少なく医師会所属でなくてはならない。

仲介業者からの斡旋は案件数は多いが、競合が多く単価が安いことがある。ただしサポートは充実している。

仲介業者でおすすめは「ドクタートラスト」さん。*マージンは一切もらっていません。

産業医の免許を持っていても活用しなければ、まったく意味がありません。

何事もやってみることが大事ですし、医療業界以外の人と接する、一緒に仕事をすることも新たな発見があって新鮮です。

私自身、たのしく産業医をしています。

次は、勤務医しながらどうやって産業医をしているのか、タイムマネジメントについて説明したいと思います。

👇「勤務医が嘱託産業医をするには?」をご参考ください。

あわせて読みたい
【医師の副業No1】勤務医が嘱託産業医をするには 医師の副業について、講演会やバイトなど様々なことを経験してきましたが、やはりNo1は「産業医」で間違いないです。 私はバイトだけをしている医師ではなく、メインと...

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考にしていただければ幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

総合内科専門医と循環器専門医資格をもつ精神科医の備忘録です。
①医療のこと(循環器、精神科領域中心)
②子供の受験のこと(小学6年生 浜学園 公文)
③投資のこと(米国中心の投資について)
④時短家電のこと
⑤論文のこと(論文の読み方、書き方など)

コメント

コメントする

目次